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掲載開始日:2026年2月6日更新日:2026年2月6日
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下水道の機能と役割
下水道の機能と役割
下水道は、単に汚水や雨水を流すだけでなく、衛生環境の維持、生活環境の快適さ向上、洪水の防止、環境保全など、多面的な役割を果たす社会基盤です。都市の健全な発展と私たちの健康・安全な暮らしを支えるために不可欠なインフラであり、適切な維持管理が求められています。

衛生環境の維持
下水道は、家庭や事業所から出る生活排水や工場排水に含まれる有害な物質や病原微生物を安全に処理することが求められます。これにより、以下のような効果があります。
感染症の予防
下水に含まれる病原菌やウイルスが環境中に拡散するのを防ぎます。特に、コレラ、赤痢、腸チフスなどの伝染病の発生を抑制します。
害虫の繁殖防止
汚水が地表に溜まるとハエや蚊などの害虫が繁殖しやすくなります。下水道によって汚水を迅速に排水することで、害虫発生を抑制します。

生活環境の快適さ向上
下水道は単に汚水や雨水を流すだけでなく、都市生活の質を向上させる役割も担います。
悪臭の抑制
汚水が地表に滞留すると、腐敗による悪臭が発生します。下水道により汚水を速やかに排水することで、不快なにおいの発生を防ぎます。
水溜まりの解消
雨水が排除されずに溜まると、歩行や車の通行に支障をきたします。雨水を適切に排除することで、水たまりやぬかるみを防止し、交通や日常生活の快適さを保ちます。

洪水の防止
都市化が進むと、アスファルトやコンクリートで舗装された地面が増え、雨水が地面に浸透しにくくなります。そのため、雨水が下水道に集中しやすくなり、洪水や浸水被害のリスクが高まります。
雨水排水機能
下水道管が大量の雨水を迅速に処理し、河川への安全な排水を行います。

環境保全
下水道は水質保全にも大きく寄与しています。
下水処理場での高度処理
集められた下水は下水処理場で、物理的・化学的・生物学的な処理をします。これにより、有機物や窒素、リン、病原体などが大幅に除去され、自然環境への悪影響を減らします。
水質保全と生態系の保護
処理水は河川や海に放流されますが、適切な処理を施すことで水質の悪化を防ぎ、水中の生物や周辺の生態系を守ります。

再利用の促進
一部の地域では処理水を農業用水や工業用水として再利用し、水資源の有効活用にも貢献しています。
参考
日本下水道協会(外部リンク)では、下水道に関する様々な情報を発信しています。