令和7年度第4回調布市社会教育委員の会議 議事録 1 日 時  令和7年11月4日(火)午後1時30分から午後3時まで 2 会 場  調布市教育会館3階301研修室 3 出席者  10人 篠﨑議長,土橋副議長,金井委員,金山委員,川端委員,進藤委員,田村委員,塚松委員,原田委員,平澤委員 4 傍聴者  2人 5 事務局   社会教育課職員 3人 6 議 題 (1) 報告事項  ア 令和7年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会第3回役員会・第3回拡大役員会について(資料1)  イ 令和7年度調布っ子“夢”発表会の開催について(資料2)  ウ 第67回全国社会教育研究大会岩手大会について(資料3) (2) 情報共有事項 令和7年調布市公民館運営審議会第5回定例会について(資料4) (3) その他 ア 東京都市町村社会教育委員連絡協議会第5ブロック研修会について イ 中学生海外体験学習事業発表会について 7 議事録 (1) 報告事項 ア 令和7年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会第3回役員会・第3回拡大役員会について(資料1) 事務局から報告した。 ○篠﨑議長 12月13日に小金井市で開催される交流大会について,私は参加できるが,そのほかに出席できる委員はいるか。パワーポイントの操作もあるため,委員の出席をお願いしたいが,どなたか出席できるか。 〇田村委員  出席する。 〇篠﨑議長 よろしくお願いする。 〇事務局 発表用パワーポイントの案を送るので,登壇者に後日内容を確認してもらいたい。 イ 令和7年度調布っ子“夢”発表会の開催について(資料2) 事務局から報告した。 (質問,意見なし) ウ 第67全国社会教育研究大会岩手大会について 〇篠﨑議長  全国社会教育研究大会が,岩手県で開催された。昨年度は茨城県で開催されたが,コロナ禍の影響がまだ残っていて,人数的には1,250人ぐらいであった。今回は,コロナ前に戻って1,800人ぐらい集まっており,かなり賑わっていた。 この大会で一つ驚いたことがあり,大きな大会には色々と参加しているが,今回,AIが進出してきて会場の横に,言葉を文字にして映せるような,3メーター四方ぐらいの大きさで,ずっと文字を映していた。大変な驚きであった。今まで必ず手話の方が3人ぐらいは必ず入っていたが,手話の方はおらず,全部そこに文字を映像として映している。今までだと,誤字が少し入ってくるのだが,話した言葉がそのまま映し出されてきて,おかしいなという文字は,10秒ぐらい経過すると直るようになっていた。正確な数字,文字になっていくのが恐ろしいと思ったのは,本当に手話の方々,これからどうするのだろうという驚きがあった。 内容であるが,地元で,特に地域で,どういう形で作っていくかということと,人との繋がりという部分が,色々な場面で話題として集中していた。社会教育の中で,人と人とを繋いでいく繋ぎ方が,色々あるのだと。来年が大阪大会なので,大阪の人たちの意見も東京とは全然違うし,そういうところのアイデアを聞いていて大変面白かった。地方の方々の考え方は色々と違っており,こちらにヒントを貰えるものもがいっぱいある。すごく前向きな意見ばかりで大変参考になった。 資料を読んでいただきたいが,シンポジウムもよい内容であったが,私が参加した第3分科会でも,今まで以上に人が集まっていた。200人以上が意見を言い合っているという状況で熱の入った討論になっていて,何らかの形でヒントが転がっているとつくづく感じた。皆さんも色々な大会に参加していただけると面白いと思う それからウェルビーイングという言葉が全国的に浸透しており,我々も考えていく部分がある。特に,楽しい,面白いという,何かそちらの方向へみんなで考えていく,それを上手く言葉にしていくことが成功の鍵だということを各委員の方々が話していた。苦労するところを,言葉で違う言い方をしていくことは大変重要であるというのが,皆さんの意見であった。 また,最初の部分で岩手を紹介するためにアトラクションが行われ,学生が歌い,その中で,宮沢賢治のちょっとした文章をナレーションする場面があったが,3割ぐらいの方々が客席で泣いていた。今やはり宮沢賢治の言葉が色々と心に刺さるというのをつくづく感じた。報告は以上となるが,何か質問はあるか。 〇川端委員  第3分科会の内容はどんなものであったか。 〇篠﨑議長  学校教育と地域をどういう形で融合させていくかということが話し合われた。特に第3分科会では,教員をされている若い男性の方と,実質的に色々なことを計画して,町自体に,そういう仕組みを作った方の2人が主に報告していた。 特に心に刺さったのは,地域と社会教育という部分,つまり,ある住民たちが子どもに教えていくようなシーンが一番いいのだということをその先生が言っており,学校教育はどうしても受動的で,受ける側になるが,社会教育は能動的で,必ずそこには,何かしなければならないことは1つもない。学校の先生をやりながらも,地方では社会教育をやっていく方が自由で,しかも能動的にできるから,将来性は社会教育の方にあるだろうという言い方をされていた。そのあたりがよく理解できた。 (2) 報告事項    令和7年調布市公民館運営審議会第5回定例会について(資料3)    事務局から報告した。 〇篠﨑議長  ダンスや演劇の利用が増えているのは,若い人たちがそこを借りてやっているということか。 〇事務局  そのとおりである。文化祭であったり,そういった準備の関係で,ダンスの練習の場所として使用していることが多い。 〇篠﨑議長  本来であれば公民館で,何か他の全体と繋がるとか何かがないと,箱物を借りて行っているだけになる。 〇事務局 現状の利用の仕方としてはそうである。あくまでも団体ごとの利用になっている。 〇篠﨑議長 そういう理由では,少し残念である。 〇平澤委員  議長が話されたように,公民館を利用するきっかけとしては,それでよいが,来るようになった時にいかにしてスタッフが関わって,他の団体との交流を持てるようにするかが大事な部分である。そういう施設の使い方しか分からないと思うので,どこかで他の団体と繋げてあげられるとすごくよい。 〇塚松委員  今の続きだが,そういった団体は登録をしなくても利用ができるのか。サークル活動をしている団体は団体登録されていると思う。空いてれば練習等に公民館を活用しているダンスなどの団体が,以降登録団体として,例えば,市民文化祭などの公民館活動に関わるようになれば良いと思う。 〇進藤委員  東部公民館の活動報告において,「みんなで集まれ!たたみでのんびり♪赤ちゃんるーむ」という企画があるが,これは居場所を開放しているということか。 〇事務局  そのとおりである。 〇進藤委員  そこから何か,その人たちがまた集える場やサークルを作るなど,そういうことはないのか。職員は何か関わらないのか。こういうときに,何かちょっとした,相談を受けるところがあるとよい。 〇事務局  午前中は東部児童館職員による相談が行われている。 〇進藤委員  資格などがあるのか。 〇事務局  児童館で行っている子育て広場では,相談員は保育士や幼稚園教諭など何かしらの資格を持っている人が対応している。 〇進藤委員 夏は特に公園など暑いので,お友達を作れないままに保育園へ行ってしまい,あまりお母さん仲間もできない方の話を聞いたことがあるので,こういう機会に同じぐらいの月齢の方が集まると思うので,何かできるとよい。 〇篠﨑議長  他に意見はあるか。以前に佐藤先生という方に来ていただき話をしていただいたことがあるが,生涯学習という言葉が1990年にできてきて,そこから生涯学習という考え方が広まると同時に社会教育というものが個人の楽しみという形で大勢の人に捉えられた。その先生も話をしていたが,個人の楽しみという小さな世界ではなく,もっと社会的なことが社会教育の目的であると。社会教育委員の会議では,できるだけそういうことを一生懸命説明していく必要があるのだという話をされていた。一般の方々には,どうしても社会教育が言葉として分かりにくいために,生涯学習=学ぶ=個人の楽しみ,個人本位で学んでいくことが社会教育だと繋がっていってしまう。我々が,反省して,そうではないということを言っていかないと,なかなか理解が進まないことを感じている。 (3) その他 ア 東京都市町村社会教育委員連絡協議会第5ブロック研修会について 事務局から説明のうえ,当日の進行確認,役割分担等について話し合いをした。 〇事務局  グループワークの進め方について進め方について最終確認したい。 〇塚松委員  案にある3つのテーマをすべて話し合うとなると時間が短い。結構まとまりにくいと思う。グループで1つ,2つテーマを選んで話し合ってもらってはどうか。 〇進藤委員  最初に感想を言いながら自己紹介をする部分に時間を取られる可能性がある。後半の話し合いに時間を取るのであれば,最初の自己紹介は1人1分にするなど区切って進めた方がよい。 〇事務局  進行の中で時間を区切るようにする。 〇進藤委員  調布市の委員は各グループの進行管理を行い,それ以外の委員から発表者を決めればよいか。 〇事務局  そのとおりお願いしたい。発表者が決まらない場合には,進行役の委員から発表者を割当ててもらいたい。 〇土橋副議長  発表者が決まるように司会の中で案内していく。発表者の持ち時間についても限りがあるため,どのように発表するかを含めてアナウンスしていく。 〇事務局  これらの意見を踏まえて,グループワークではキーワードとなる言葉はすべて列記しておき,各グループで話す内容を決めていただき,発表者からはグループでどんな意見が出たかを報告いただき,最終的に発表テーマである「社会教育が支えるものとは」という内容について報告してもらうということで調整していく。 イ 中学生海外体験学習事業発表会について     事務局から当日のスケジュールについて報告した。   (4) 次回日程 ○篠﨑議長 次回の日程について事務局から報告をお願いしたい。 ○事務局 次回の会議の日程は,令和8年1月27日(火)午後1時30分から,教育会館301研修室での開催を予定している。 (5) 閉会 ○土橋副議長  演劇に出演される市民の方はトータルで20回以上の稽古を積んでいる。当日は緊張されていると思うので,温かい声を掛けてあげると皆さん喜ぶと思う。当日はよろしくお願いしたい。委員の皆様大変お疲れ様でした。